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Field Report
5/24  源流アマゴは生きていた
Photo & Text by Nomura

火曜日の雨は、また水が引ききる前の川を増水させました。
ネットで夜中まで総雨量を調べてみるが、やはりどことも厳しそう…

しかし、ある方面の山だけ、雨量が少ないことに気が付いた。
ひょっとしたらいけるかも?
そこは毎年1〜2回は訪れる川だ。

自宅から2時間はかかる場所だけに、水量を確認してから行くことにし、早朝出発を見合わせた。
朝9時に電話で地元の知人に水量を確認し、行くことに…

なんだかんだで、買い物しながらノンビリ運転で、到着したのが1時。
まずはお弁当を食べて…
川を覗いて…
コーヒー飲んで…
一服して…

最近はこんな調子で釣りしてます。

今回の目的は、新しい川を開拓。 っていうか、以前はアマゴはいたのだが、
ここ何年かの知人の情報では、「全く釣れなくなった!前はいたけど今は駄目!」
っていう川の魚止め確認と生息確認をする事にした…

昼食をすましたところから更に走り、
普通車(4WDでも)では到底行けないボコボコ!ガタガタ!林道を久々出動の、うちの4WDが次々に突破!
結局、この辺からと決めていた源流域に着いたのが2時半。
おっそ〜い釣りスタートである。

ロケーションは最高!
後は魚がいるか、どうかだ…。

まずは若干多めの水量と風を考慮し、
シンキングミノーから入ってみた。

結果はすぐにでた。

アマゴのチェイスだ!

いたっ!

それから1時間程釣り上がり、
ヒットは20数匹、キャッチは12匹。
サイズも18〜23cmと、この規模の源流域
にしてはかなり魚影は濃い。

今回は釣果より調査に重点を置いていたので
バーブレスのシングルフックを多用した。
足下でかなりの数を落としたが、
アマゴがいるのを確認できたので
満足だった。
完全にこの川は復活している。
最近、人が入っていないのか?
産卵がうまくいったのか?

理由はわからないが、
以前壊滅状態だった川にこれほどの
アマゴが生息しているのを見て、嬉しかった。
たぶん釣りながら怪しい笑みが出ていたのは
いうまでもない…

それからは、あと2カ所程に区切って
入渓してみるが、時折追ってくるだけで、
魚影は薄かった。

最後の場所では日も暮れ、薄暗くなってきて、
もう終わりだな、っと思ったそのとき、
最後のヒットはずっしりとした手応え…。

少し手こずったが、無事ランディングした魚は
25cmの良型だった。


最後の魚は暗くて写真に収めることができず、お見せできなかったのが残念だが、
この川のアマゴは本当に綺麗だ。 鰭、色、艶、顔つき、完璧な魚体だ。


これからもこの川に、この種が絶えることがないよう、祈りたい。

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