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Field Report
4/18〜19  九頭竜鱒 再び!
Photo & Text by Nomura

2週間ぶりの九頭竜川…。


前々週に今年初めての九頭竜川遠征を終え、しかも数年ぶりにサクラマスを
見ることも出来、今回は少し違った雰囲気での始まりだった。

今回のメンバーは、ヨッシー、ケン太君、 と僕の3人。
前回サクラマスを釣り上げたドン太君はお休みモード…。

前日は皆の仕事の都合で夜11時に高知出発。福井北インターを降りたのが早朝5時。
とりあえず、いけるとこまでそのまま無睡眠で釣ることにした。

先ずは朝一番、前回同様ハタヤからいきたかったが、
先行者が右岸に3名、ここは混雑を避け、高速上流へ移動する。

ポイントに着くと左岸に先行者が一人のみ、右岸は空いていたのでここに入ることにした。

前回より気温も高く釣りやすいが、水量が無くここ数日魚もほとんど上がっていない状況。
条件的にはあまり良くない日に当たってしまったがこればっかりは仕方が無い…。

AM6:00釣り開始。

ヨッシーは今回本流ヤマメ、サツキマス用のタックルも準備し、
ポイントによって投げ分けて釣るため2本ロッドを持って河原に下りた。

釣り開始から10分程した時、
瀬の中を引いていた僕のKUDORA13cmにコツンと何かがアタッた。
反射的にアワセを入れるが、重さが伝わってこない…。

あれ? とりあえずリールを巻くと何かが掛かっている。
寄せてみると体高のある泣き尺の本流ヤマメ。

サクラマスになる前の姿、狙っていた訳ではないが
なにも釣れないよりはこれはこれで嬉しいものである。



今回、ヨッシーが釣りたがっていた本流ヤマメが開始早々に釣れたので
見せてやろうと、100m程下流にいたヨッシーに目をやると、

「あれ? ヨッシーの竿が曲がっている!」

とりあえず池を作ってヤマメを入れておくことにし、ヨッシーを待つことにするが何やら様子がおかしい…。

えらい長くやっているので、最初デカいニゴイでも掛かったのかと
思ったが、遠目に見てもかなり慎重にやり取りをしている。

3〜4分、やっと背中のネットに手が掛かるが、出したり、引っ込めたりとなかなかすくえない。

僕とほぼ同時に掛かった魚、5分程してようやくランディング。
するとヨッシーがこちらを向いて小さくガッツポーズ。

あれ?ニゴイじゃなかった?
ヨッシーがネットに入った魚を持って近づいてくる。
ちょっと中途半端な小さいガッツポーズだったんでサツキマスかな?
と思いながら見ていると

「サクラっ!サクラ!やった!やった!」

とブツブツ言いながら歩いてきた。
上流にいたケン太君も走ってくる。

釣り開始から僅か15分、
なんとヨッシーがついにサクラマスを…。



サイズは
58.4cm 2.4kg
立派ななサクラマスである!

前回釣行から2週間、連続初日朝一での釣果!

釣った本人も信じられない様子だが、
開始早々のこの結果に僕も我が目を疑った…。



しかもヨッシーの釣ったこのサクラマス…
ロッドを2本持って川に入ったが、そのうちの本流ヤマメ、サツキマス用のタックルで上げていた。
70Mで7cmミノー、ラインは5lb
どうりでランディングに時間が掛かったわけだ。

さすがに普段、ソルトウォータールアーマン(それもただ者ではないこの男)だけあって、
その辺のライトタックルにきた突然の大物にも対処やり取りには手慣れたものがある。
(サクラマスの魚体を確認したあとは、ちょっと腰が引き気味だったが…笑。)

まあなんにしてもサクラマスだ!

祝!! おめでとう!! ヨッシー!!




その後は、上流をメインに夕刻まで釣り、何事もなく(笑)
少し早めに納竿することにした。

今回も宿泊先は、松岡サウナさん。
九頭竜川遠征お気に入りの旅館。



夜は祝杯をあげ、翌日の準備をし、
寝床についた…。

そして、最終日2日目。
天気も悪くない。

この日も中上流部をメインに移動を続けるが、魚の気配はない。
水量はますます減り、ついに30cm台を割る。

僕もこれだけの減水を見たことが無く、
通常のポイントからも流れが消えていった…。



さすがに2日連続2匹目のサクラマスは見ることが出来ず、最終日終了となった。



帰り道の7時間、皆疲れているが話は次回(来年?)のサクラマス釣行の話。
今度は、こんなルアーで、あんなタックルで、といろいろな予定がありすぎて話が尽きない。
お気に入り、こだわりの道具で釣りをする。
これもバス同様、釣りの楽しみ方の一つである。



サクラマスというこの魚
遠路も、仕事の疲れも、辛い事も一瞬で忘れさせてくれる…。
釣った瞬間、あの感動
だから通い続ける。
あの銀鱗の魚体に出逢うために…。

来年こそは…。


僕も釣りたい…。


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