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Field Report
5/21〜22  九頭竜川
Text by Nomura
Photo by Nomura&Kuma
Camera:Nikon/D80 PENTAX/K100D etc

前回の釣行から約1ヶ月ちょい…。
今年は先月で終わりにしようかとも思っていたが、
熊と休みが合って、またまた強行釣行…。

3月、4月に続いて今シーズン3度目の福井遠征。
実は5月に九頭竜川に行くのは初めてだ…。
今年は季節の流れを感じながらの遠征釣行となったが、
遂に今回が泣いても笑っても最後…。

川の状況はというと超渇水、ちょい濁りで
ここのところあまり釣れていない…。
朝一が勝負だ。


1日目

5時過ぎ到着。
少し遅めのスタート。



いつもの上流部、ハタヤ前から開始。
中州も難なく渡れる超渇水。

少しでも流れのあって、水深のある場所を
粘らず、足を使ってガンガン打っていく。

そして、AM7:00
中州のすぐ脇の瀬でヒット!!

でも、・・・ 軽い・・・。
丁度尺ぐらい、パーマークがうっすら残った幅広の本流ヤマメ。
昨年ヒットしたのと同じぐらいの大きさ。



まあ、いつもはなんも釣れないんで、これはこれで嬉しい。
とりあえず、写真も撮っておく。



その後、
11時までとりあえず頑張ってみるが、反応無し。
早めの昼食にする事にした。



お昼は、
「おまえはもう食べている。」
と、おにぎりx2…(笑)



昼食後、
さすがに寝てないので一端昼寝。
夕方にカケる…。



が、夕方もあえなくノーバイ。
いつもの九頭竜だ。



どこをどうしたらいいのか…
昨年以上の減水。こんな水の無い九頭竜川を見るのは初めて…
川の水が少なく流れもない激シブ状態…。

明日はどこから打つか…
相談の結果、熊と意見は一致。
朝一、浅くても少しでも流れのある瀬をガンガン打っていく上流作戦。
瀬に乗っかっていたら食ってくるはずだ…。


2日目

気合いの3時50分起床。
僕は最上流部ラインギリギリから釣り下る。
熊は幼稚園前の瀬に入る。

そして、開始後30分
AM4:50



最上流部から少し下った昨年バラした場所…。
この辺りでは一番流れが強い。

慎重に流していく、そして数投目・・・
流心にミノーが入ってターンする前、まだ横切っている時に、
遂にその時がきた!

ゴンッ!

キタッ!

ノッた瞬間、グングングンッ!! 首を振る!!!

サッ 
サクラだ!



っと、思ったのは2秒間…。

すみません…。
期待させました。

流れを横切ってするする寄ってきてなんなくネットイン。

で、この魚。



昨日のとは明らかに違う、パーマークが全くない完全に銀化した戻りヤマメ・・・?
(現地ではちっこいサクラマスという人もいる)

サイズは昨日よりちょっと大きい36cm。
またまた、とりあえず写真撮ってリリース。
アタった瞬間、今回はマジでサクラかと思いました…(笑)

で、その5分後、携帯が鳴る。
熊 「釣れました!! 尺ヤマメが…。」



今回は大漁だ…(笑)

その後、9時まで上流部を打って打って打って・・・
反応なし。

予定はお昼あがりだが、もう打ち切った感がある僕…。
そこで名案!
熊に聞く…。

僕 「どう?予定通りお昼までする?」
熊 「もうやりきりましたね。あと一カ所であがりましょうか?」
僕 「この減水だし、お昼間は捨てて早めにあがって、帰りの夕方吉野に入らん?
11時に出れば夕方のゴールデンタイムに間に合うで…。」
熊 「そっ それいいねえ!!!」
あっさりノッてきた。

そしてここで今回初めて中流部に下がり、最後のポイントにする。
残り1時間に集中…。



AM10:30
遂に今年のサクラマスが終わった…
結果2008年ノーバイト。

悔しいがサクラマスとはそうゆう魚。
だから7時間かけて狙いに来る価値があるというわけでもない…。
最近理由もよく分からなくなってきて完全に病気化している…。
ただ、あの手の震えるような感動を味わいたい。

来年また…
必ずここに…

と、熊と二人で誓い、九頭竜川を後にした…。

終わり




じゃ ありません。
まだ続きが…

帰り道の吉野川。
今回、実は遠征日前々日の雨で 「もしも九頭竜が濁っていたら…」
を想定して、サツキマス用タックル&ルアーも用意していた。

途中昼食ストップ&渋滞に巻き込まれながら福井から約6時間半・・・
熊は眠たくなるどころか、吉野は初めてなのでテンション上がりまくり!
ようやくPM5:30徳島県サツキマスの聖地、吉野川到着。

先日の雨で若干増水。濁りも無い。ベストに近い状況…。
ポイントを一カ所にしぼり、そこへ向かう。
時間は約1時間勝負。十分可能性はある。



ここから、最後のドラマへと…

先行者は2人。
だが、僕の一番やりたいポイントと二番目にやりたいポイントと、
さ〜ん番目にやりたいポイントは空いている…。
ラッキーだ…。

打ち切った後だと思うが、時間は日の暮れ前の絶妙な時間帯。
ある程度休まっていたら、時合いが来るかもしれない。

とりあえずここは、
ポイントが分からない吉野初めての熊に
一番やりたいポイントは譲って、
僕は二番目にやりたいポイントに入る…。

そして、1分もしない
3投目!!

すぐ横の熊から

ヒットぉ〜!!!!!!

の叫び声が…

慌てて駆けつける。

で、まだ掛かっている。
ランディングの瞬間を動画に納めることに成功!

開始僅か1分足らず…
ネットに収まったサツキマスは39cmの堂々たる鱒。



ご存知の通り、サクラマス同様、近年難敵のサツキマス。
そんな簡単には釣れません。
しかも逆からだけど6時間半かけてここまで来ているのですから…
ミラクルです!!

熊もこみ上げる喜びを隠せない様子。
最後にこんなドラマが待っていたとは…。



今回は遠征の本命は釣れなかったが、
最後の最後にサツキマスを狙って獲ったのは大きい。
今年最後の遠征は終わり良しのいい釣りとなった。

熊、
Congratulations.!!!






今回は2人だったので、地球に優しい軽四(専務号)で…片道7時間走破。(帰りは8時間半かかった)
(ちなみにノンターボ、もう一台の僕の4WDや熊の4WDの約2倍の燃費を誇る。)
でも、意外に楽ちんです。


It keeps chasing the cherry salmon.
Next year !!

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